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かぎりなくやさしい花々 星野富弘


静岡県三島市立錦田小学校 渡辺憲治

人はみんな支え合って生きている



 星野さんの作品を提示
 この作品を見ての感想を発表して下さい。(列指名)                                            

・写真みたいだ。
・色がとてもきれいで本物みたい。
・詩が書いてあるけれど、どんな詩だろう。






 本を提示  この作品はこの本に載っていた物です。作者は「星野富弘さん」と言います。
 板書  かぎりなくやさしい花々 星野富弘 

 資料1を提示  
 発問 この字は星野さんが何歳の時に書いた字でしょう。  

・1才   こんな絵を描ける天才だから1才で書けた。
・2才   汚い字だからこのくらいだと思う。
・4〜5才






  

 正解は「27才です」 
 発問 どうして27才でこんな字になったと思いますか。

・手足が不自由だから
・手以外のところで書いたから

 なかなかいい予想です。資料2「愛、深き淵より。」(立風書房)を読んでみましょう。
 マット運動の最中に首の骨を折ってしまい、首から下が不自由になったのですね。
 発問 では手を使わずにどうやって書いたのでしょうか。  

・足を使って書いた。
・口にくわえて書いた。

 資料3「かぎりなくやさしい花々」(偕成社)を読んでみましょう。
 答えは「口にくわえて書いた」のですね。(写真を提示)
 皆さんもやってみましょう。→感想を聞く。  

・すごく難しい。これでは絵なんて描けない。
・口がすごく痛かった。
・口だけであんなにすごい絵を描けるなんてビックリだ。

 そうですね。とても難しいですね。
 星野さんは練習を重ねて絵が描けるようになったのですね。

 発問  途中でくじけそうになった星野さんを支えたのは誰だったでしょうか?
         1 友だち
         2 奥さん
         3 お母さん 

・友だち(16人) 
   自分も友だちに支えられたことがあるから。
・奥さん(11人)
   早く元気になって退院してもらいたいから。
・お母さん(13人)
   資料の中にお母さんががんばっているところがあるから。
   産んだんだから一番大切にしていると思うから。

 資料提示  「高久くんへの帽子」「ペンペン草」「額アジサイ」  

・みんなに支えられているね。
・みんな答えだね。
・星野さんはたくさんの人に支えられたんだね。
・どれもとてもいい詩だ。






 星野さんはたくさんの人に支えられて、この絵を描くことができるようになりました。
 お医者さん、看護婦さん、牧師さん、兄弟、学校の仲間・・・・。
 みんなに感謝しながらこの絵を描いているんだね。 

 感想をまとめてみましょう  児童の感想集 


 

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