四国自動車博物館・訪問記

入場チケット:大人用


'02/08/24 序章〜初日・出港

 そもそも、この旅の始まりは両刃さんとこの日記を読んだ事が総てのようです。

 7月のCGCLUB中部ミーティングにて、トヨタ博物館を見学した両刃さんが"トヨタ自
 身のモータースポーツ展示が少ない"と嘆いていたのを知り、そういう展示を行なっ
 てる処を求め、検索サイトでヒットしたのが今回の旅の目的地"四国自動車博物館"。

 …とはいえ静岡県から見れば、四国・高知なんて遙か彼方。私にとっても未踏の
 の地もある場所でした。

 しかし今年は車検が無い年。来年は春と秋にそれなりの出費があるので、行くとした
 ら今しかない・でも長距離独り旅というのも…と悩んでいたら、何げに両刃さんが行く
 気に。そうと決まったら話は早く、連絡を取ってルートの確認・フェリーの予約等で慌
 ただしく時は過ぎていきました。おかげでコミケの準備は全く進まず。
 

 気が付けば出発日。世間は夏休みの週末なので行楽渋滞が予想されるのに加え、
 フェリー乗船地は川崎FT。横浜在住の両刃さんと合流して行くには都合が良いけど、
 そこまで行く途中には"綾瀬バス停"とか"伊勢原バス停"等、ラジオで良く聞く地名
 が有るだけに到着時間が読めず、万全を期して午前中に自宅を出発。

 …車は"スズキ カプチーノ"。フェリーは全長で航送料金が決まるのと、国産車故の
 信頼性を考えて車種決定。"155 V6"では航送料金が1段上がるのと、過去に路上
 で2度も立往生した車で未踏の地をドライブする勇気が無かったのも、理由の一つ。

 予想に反して道中は順調そのもの。海老名SAが混んでいたので昼食に苦労したの
 と横浜新道で少々道に迷いましたが、なんとか両刃さんちに到着。
 

 ヨタ話(ヲタ話?)も一段落して時計を見れば既に夕刻。食事でもして出発しますかと
 いう事で、両刃さんを横にカプチで出発。住宅街の狭い道に加えて坂が多く、田舎
 道に馴れた身には少々辛かったです。その後"肉そば"を腹に収めて再び両刃宅。
 両刃さんの荷造りを遠目に眺めつつ、完了後出発。

 川崎FTまではR1-Zが先導。2スト単車はさすがに軽快な走りで、こちらのターボイン
 ジケーターは常時点灯しっぱなし。ふと燃料系を見ると既に200km以上走破している
 だけに今後の行程を考えると少々心許無いが、乗船時間が迫っているので高知にて
 給油する事に。
 

 川崎FTに到着。真っ先にトイレに駆け込んだ後、乗船名簿と車検証を提出して手続
 き完了。その後は車内にて待機となるも、する事と言えばラジオのナイター中継を聴
 く程度。仕方無いのでデジカメを手に何枚か撮っているうちに乗船開始。

ぱしふぃっく えくすぷれす

 "川崎-高知"の行き先表示板をダッシュボードに立てて、いよいよスロープを登る。
 停車位置に誘導されて固定。航行中は車輌デッキに降りられない為、カメラバック
 以外の荷物を担いで2等C寝台のあるデッキへ。

 部屋に入ると既に両刃さんは腰を落ち着けていました。私も手早く荷物を収めると船
 内を探索することに。

2等C寝台:下段席

 先ずは甲板へ。夜風は少々強いが、空には月が輝くほどの好天。波も穏やかで先週
 迄の台風の影響は微塵も感じませんでした。

 背後に東京・右手に川崎と横浜、左手は遠く房総半島の夜景を眺めつつ船は快走。
 船内に入り、売店を眺めた後に風呂へ。風呂自体は何の変哲も無いけど、時折湯船
 に対して水面が動くのを見て、船に乗っているんだなと実感。

 風呂上がりは爽健美茶を飲みつつ、持参した本を読む。10時を回って船内は消灯と
 なるも、普段の生活サイクルは簡単に変えられないので12時近くまで夜更かしする
 事に。

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