Q6   体育が苦手です。  

A6   体育が苦手というのは、本当に、つらいことだと思います。

     いくら他のことができても、学校では、スポーツが苦手というのが、他のことで補えないものだということは、よくわかります。

     18歳を超えると、急にスポーツが巧くなるのは難しいのですが、18歳までなら、なんとかなります。

     ただ、小学生のときに体育が苦手な人が、サッカーのようなメジャーなスポーツで世界一になるのは、あきらめてください。

     でも、ちょっと頑張れば、友達とスポーツを楽しめるくらいスポーツが得意になることは可能です。

     メジャーではないスポーツなら、ナンバーワンになれる可能性も残っています。

     まず、とにかく柔らかい体を作りましょう。

     どのスポーツをやるにしても、体がやわらかいというのは、とっても有利です。

     それに怪我もしにくくなります。

     柔軟体操、ストレッチ運動、何でもいいから、朝起きた時と、夜風呂上りに、毎日続けましょう。

     18歳を越えてから、いきなり柔らかい体を作るのは大変ですが、身長が毎年伸びている今なら、すぐに体は柔らかになります。

     ぼくは、小学生の時に、立位体前屈がマイナスでしたが、高校の時に、部活でレギュラーになることを目指して、ちょっと気合をいれて練習を続けたら、手のひらが床につくようになりました。

     2番目は、くるくる回る練習をしましょう。

     ふとんの上で前転,後転をしたり、鉄棒でくるくる回りましょう。

     3番目に家の手伝いをたくさんして、基礎体力をつけてください。

     買い物についていって、荷物は必ず自分が持つ。

     毎晩、お父さん、お母さんの方を揉む。(たたくより揉むほうがトレーニングになるし,お父さんお母さんも気持ちがいいでしょう。)

     床の水拭き,風呂掃除など、しゃがんで,手に力の入るものは、必ず毎日やる。

     この3つをきちんとやっていれば、自分に合ったスポーツに出会った時、必ずうまくなれます。

     僕が中学校の部活で卓球を始めたのは、あまりに運動神経が悪くて、他のスポーツをやったら必ず怪我をするだろうと思ったからです。

     ピンポン球なら当たっても痛くありません。(強いスマッシュを体に当てると、後が残りますが(^-^))

     中学,高校と部活を続けたおかげで、60歳になっても、普通の人なら驚くようなボールが打てます。

     必ず自分に合ったスポーツに出会えるので、その日まで、柔軟体操と回転と家事手伝いは続けてください。


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