Q48 6年生の娘が、親の言葉を素直に受け取りません。
読者の方からの御相談************************
小6年の娘のこと、聞いていただけますか?
完璧を目指す子です。
幼いときから引っ込み思案で友達の輪に入れず、寂しい思いをするくらいなら一人の方がいいという子です。
家では、絵を描くことが好きで、現在はアニメの似顔絵などを描いて過ごしています。
習い事は、決められたことをやるより自分の好きなように描いたり、(ピアノなら)弾いたりしたいのでやらないといいます。
年頃で不安定なのだと思いますが、すべて否定的な見方、言い方をすることが気がかりです。
「自分に良いところなど1つもない。他人がそんなこと無いと言っても自分は自身のことが嫌いだ。」
「5時間もかけて描いた絵だけど、へたでしょう?無駄な時間を使った。」
がんばった→いやがんばってないけど、 たいへん→たいへんじゃない、等わざわざ言い換えたりします。
ほんとは認めてもらいたいんだと思うのです。
私なりに言葉を選んで絵のここが上手だ、良い所はここだと伝えてもすぐ否定されます。
こちらもだんだん気持ちが萎えてきて、なんて言っていいかわからなくなります。
どういう言葉掛けをしたらいいのでしょう。
彼女が自分を認められるようになるために、手助けできることは何でしょうか。
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A48 私からのお返事******************************
いつもよい子をていねいに読んでいただいてありがとうございます。
お子さんに当てはまるかわかりませんが多くのお母さん方はこんなふうに悩んでいます。
子どもと接する時間が短いので、つい口うるさく「宿題は?」なんて言ってしまう。
会話のほとんどがそうなってしまう。
今回のメールを読んで、これと同じだと感じました。
びっくりなさいましたか。
自分は娘をなんとかほめてやりたいと努力してるのに、と。
同じ、というのは、ほめるか、叱るかということではなく干渉するばかりの会話になっている、ということです。
きっと、ありあまるほどいっしょにいる時間がたっぷりあれば、大人だって二人で、空のことや、風のことや、季節のことを語るでしょう。
でも、会っている時間が少ないと、どうしても互いのことを干渉せずにはいられません。
お母さんは、子供の頃からこれまで、親のことを、「うるさいなあ」と思ったことはありませんか。
人はみんなそういう時期を過ごすようです。
褒め言葉も叱る言葉も自分に関することは、親の声というのは、ほんとうにうるさいのです。
速効というわけには行きませんが、みなさんには、散歩を勧めています。
ゆったり歩きながら、お子さんのことではなく、空、風、季節のことを語るお父さん、お母さんを演じてみませんか。
くわしいことがわからないので、的外れかもしれません。
よろしかったら、また、くわしいことを教えてください。自分にわかることは、すべてお知らせします。
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読者の方からの御返事************************
早速アドバイスいただいて、ありがとうございます。
子供と触れ合う時間が少ない…そうなのかもしれません。
そもそも、褒めてあげようなんて不遜な考えなのかもしれないですね。
これから外に出るにはいい季節ですし、娘を誘ってみようと思います。
ただ、まずはどうやって娘を誘い出すかが第一関門ですが。
否、誘い出して自然の話をするぞなどと思うことからして違いますね。
だんだんわかりかけてきたと思います。
ぼんやりとですが、目指すものがイメージできた感じです。
ありがとうございます。
また行き詰まったら話を聞いて頂けたら嬉しいです。
意識してみたら、やはり子供のお尻をたたくような発言してました。
親として、管理せねば!といういわば自分の保身から出た言葉でした。
コミニュケーションは事務的会話じゃなかったこと、気が付かせて頂いてありがとうございます。
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最初のメールにあったように、このお母さんは、みなさんのご家庭ではどうかということを知りたいとおっしゃっています。
お気づきのことがありましたら、ぜひ、体験やご意見をお寄せください。