1月16日 私は今日から、漢字を新聞を見てやっています。ふだん読めても、いざ書くとなると書けなくなったり。でも、やり方を変えたら、辞書が欠かせないものになりました。時間はいつもよりかかるけど、新しい読み方がわかったり、今日どんなことがあったのかわかって自分のためになると思います。まだ進歩がわからないけれど、やっていくうちに自分の何かを発見できるといいです。
1月19日 私が漢字をやる所を新聞で探していたら、お母さんが
「ここは?いいと思うよ。」
と探してくれました。そして、やってわからない読み方を探していたら、
「わからない読み方があったら、その意味も調べなさい。」
ときつく言いました。やる度、といってもまだ2回目だけど、一つ一つ発見(新しいやり方)できてきました。これからもやっていくうちに一番いいやり方が見つかるといいです。
新聞が良いテキストになると書きましたが、日頃、新聞に親しんでいない子は、いざ新聞を開いてみても、どうしていいか分からなくて当然だと思います。そこで、このAさんのお母さんのようなアドバイスが必要になります。
まずは、スポーツでも芸能、テレビ欄でも、お子さんが興味を持っているところから始めればよいでしょう。特に興味のあるものがなければ、話題になっているニュースでもいいし、地方版に乗っている他の小学校の話題などもよいでしょう。静岡新聞でいえば、夕刊の“地球とぴっくす”などが面白いかもしれません。とにかく、お父さん、お母さんが記事を見つけてやってください。
新聞を勧めたのは、日常使う熟語が豊富だという理由からだけではありません。Aさんの例のように親子の会話が増えるというメリットがあるからです。テレビ禁止令でお話した親子の会話の素が、ひとつ増えるというわけです。Aさんの家では、この種明かしをする前にさっそく実践してくれました。