(^o^) 親の人生プラス1
読者の方からの質問************************************
時間をかけてゆっくり書いたらきれいな字が書ける事を本人もよく知っているけど、早く遊びたいからと字が汚いままの書き取りをしている事が多々あります。
そういう時は、書き直しさせた方がいいのでしょうか?
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お子さんに自覚が生まれるまでは、親が必要だと思うことは親が強制するべきです。
特に、10歳までは、「身につけるべきこと」は強制的にやらせましょう。
親が、「自由」という言葉の間違った解釈に惑わされたり、子どもに嫌われたくないという思いに一瞬でも囚われたりして、強制することをためらうと、子どもは、何もしなくなります。
人が「アリとキリギリス」の話を実感するのは、「ことが終わってから」です。
その時になって初めて、親に強制されたおかげで身についていた実力に、心から感謝するのです。
ですから、子どもから直接感謝される事がないまま、親は人生を終わるかもしれません。
それでも、親が大事だと思うことは、強制的にでもやらせるべきです。
ただ、この「強制」も、一つ注意点があります。
それは、親が「実感していること」をやらせなければいけないということです。教育評論家が言っているから、とか、「世間」ではみんなやっているらしいから、という理由で、それを強制すると、失敗します。
強制されること=嫌なこと、です。なのに、強制している人に心からの自信がないのでは、やらされる方は疑心暗鬼になったり、反発したくなります。
失敗しないためのキーワードは「親の人生プラス1」です。
例えば、「自分は子どもの頃、箸の持ち方について親から厳しく言われたが、そのおかげで、何度も得をしている」というように、子どもに強制することは、親が「これをすれば人生の役に立つ」と、すでに実感していることが大切なのです。
そのためには、まず親が、自分自身の人生を振り返ることから始めましょう。
A 親に強制されたけど、実は自分も楽しくて、その後の人生にも役立ったこと
B 親に強制されている時は本当に嫌だったけど、その後の人生にはとても役立ったこと
C 親に強制されて嫌々やったけど、何の役にも立たなかったこと
自分が親の「強制」でやってきたことを、この3つに分けます。
AとBは、自信を持って、お子さんに強制してください。
次に、自分は実際にはやってこなかったけれど、やりたかったのにできなかったこと、もしやっていればもっと豊かな人生になっただろうと思える沢山のことの中から、一つだけ選んでください。
これが「プラス1」です。やはり、子どもには、親より幸せになってほしいですからね。
私の「プラス1」は、ピアノでした。ピアノ教室に通わせていた当時、息子は泣いて嫌がった時期もありましたが、今は、自分の楽しみのためにピアノを弾いているのを見かけます。
10歳までは、自信を持って、大事なことを子どもに強制してください。
でも、親が世間の意見に惑わされたり、欲張って「プラス2以上」にすると、きっと失敗します。