うれしかったこと全部+1
読者の方のお便り*************
私はもうすっかり大人になって自分の子どももおりますが、親の前ではいつまでも子どもの気持ちが抜けません。
メルマガを読んで、自分が子どもの頃、痛い思いをしたり悲しいことがあったりして泣いて母親にすがった時のことをいくつか思い出しました。
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親になると、自分は大人で相手は子ども、と思いこんでしまいがちですが、芋虫が蝶になるように「子ども」が突然、違う形に進化して「大人」になるわけではありません。
子どもが大人になるまでには、確かに「節目」はありますが、心はずっと同じなのだと思います。
だから、親は、「親らしいことをするぞ」などと、肩肘張る必要はありません。
自分が子どもの頃にしてもらってうれしかったことを、お子さんにしてやればいいのです。
親がどんなことをしてくれたか、思い出せませんか。
小さな頃から、ずっとつけている日記があればいいですね。
もし、そういう日記をお持ちなら、すごく誇っていいことだと思います。
昔のことを思い出す手だては、おしゃべりです。
夫婦で話すのもいいし、古いお友達に久しぶりに電話してみるのもいいかもしれません。
もちろん、ご両親がご健在なら、ご両親とのおしゃべりの中から、記憶の扉が数え切れないほど開くでしょう。
そうして、ご自身が子どもの頃、してもらってうれしかったことを数え上げて、全部お子さんにしてやってください。
こんな育て方がいい、などという教育書、子育て書に従う必要はありません。
なぜなら、お父さん、お母さんご自身が、「(いろいろなご苦労もあったかもしれないけれど、トータルで見て)幸せに育てられた」から、今の人生があるのですから。
お子さんに、「大いなる希望(笑)」も持ちたくなるでしょうが、まずは、ご自身がしてもらって嬉しかったことを全部、お子さんにしてやってください。
その上で、「もし、こうしてもらえていたら、もっとうれしかっただろう」と思うことを1つだけ、お子さんにしてやりましょう。
うれしかったこと全部+1。
これだけで、お子さんは、素敵な人生を送れる人になります。
読者の方のお便り*************
早速、母親に聞いてみます
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「速効よい子」が、家族の会話のきっかけになれば幸いです。