子どもは親のファン
お父さん、お母さんに一番知っていてほしいのは、子どもは親の大ファンだということです。
誰でも好きになったスターの口癖を真似し、スターの仕草を真似します。アイドル、スターと同じ服が着たい、同じ店に行きたい…、そんなファン心理と同じで、子どもは親の真似をします。
「子どもは、親の言うとおりにはならないが、する通りにはなる」というのは、子どもが親のファンだという証拠です。
10歳も過ぎ、思春期、反抗期が始まると、そうは思えなくなってしまうでしょうが、そんな時期でも、子どもは親のファンです。
昔、アンチ巨人という言葉がありましたが、アンチ巨人の人は、他の球団が好きなのではなく、巨人軍が気になって仕方がないのです。
これが、反抗期の正体です。
ですから、こんな子に育ってほしいという理想があるなら、まずは、お子さんが生まれてから10年間は、お父さん、お母さん自身が、その理想の生き方を(演技でもいいので)してみてください。
そうすれば、お子さんは、必ず親の理想の子になります。
お子さんが10歳を越えたら、「一休み」してもいいし、もしかしたら、10年間やっていたことが、御自身の習慣になってしまっているかもしれません。
理想的な子育てを一言で言えば、お父さん、お母さん自身が、素敵な人生を送ること、ということになります。
無理をせず、でも、ちょっとだけ、ご自身の理想の生き方に近づくよう頑張って、素敵な人生を送ってください。