大人もほめられたい

 百号記念にお送りしたCDと本の感想をいただきました。

読者の方からのお便り********************************************

 こんにちは。

CDと本が届きました。

お礼が遅くなり申し訳ありません。

早速本を読みました。

家族を大切にする気持ちがたくさん書かれてあり、読んでいる私も幸せになりました。

子どもを思うなつかしくて忘れていたような…そんな気持ちもよみがえってきました。

すてきでした。

 そしてCDは、子どもたちと一緒に聞きながら寝ています。

長男は”すごいなー!先生は歌手なの?いつか逢ってみたい…”そうです。

聞けば聞くほど好きになっていきます。

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 たくさんほめていただきました。

それが素直にとってもうれしいです。

 お父さん、お母さんは最近ほめられたことがありますか。

大人を手放しでほめてくれる人は少ないでしょう。

ということは、大人になると子どもの頃のように手放しでほめられる経験はうんと減ってきます。

 以前、ご相談のあったお母さんに子どもの前でお父さんとお母さんがほめあいましょうというお便りを送ったことがあります。

そのお母さんからこんな返事をいただきました。

読者の方からのお便り********************************************

 主人が私のことを子どもたちにどんなふうに話しているか、主人がいないときにそれぞれ聞いてみました。

「お母さんはいつもみんなのこと手伝ってくれて大変なんだから」という反面、ふざけているのか、本気なのかばかにしたようなことも言うそうです。

 逆に私が主人のことを同じように言います。

これが子どもたちが親のことを尊敬できない原因でしょうか。子は親の鏡といいますから、トホホです。

これからはお父さんは大切な存在だということしか、子どもには言わないように気をつけようと私は思います。

でもね 先生、主人に同じように言ってと言っても、絶対無理なんです。ひとまず私だけ実行してみます。

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 このお母さんの素敵なところは、お父さんと同じようなことを自分もしていないかと振り返っているところです。

人の行為をいやだと思った時、自分はどうかなと振り返ることはとっても重要です。

 このお母さんが、さらに素晴らしいのは、「ひとまず私だけ実行してみます。」と言えるところです。

周りの人がみんな幸せになると、自分も自然に幸せになるとわかっているんですね。

難しいことを、このお母さんはやってみようと決めたのです。

 大人もほめられたいものです。

私も、いつでも、できるだけたくさんほめられたいです。ほめられるとやる気がわいてきます。

今日は子どもではなくて、大人をほめてみませんか。

直接ほめるのは照れくさいですが、お父さん(お母さん)のいない時、お子さんに「お父さん(お母さん)と結婚して、自分はとっても幸せだよ」と言ってみましょう。

 一年の最初の父母会では、私は必ずお父さん、お母さんにこうお願いします。

「家で私のことを褒めちぎってください。私も学校でお父さん、お母さんを褒めちぎります。学校と親のけんかはお子さんが気づかぬ所でやりましょう」


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