半分あける

 小学生は頭と体と心が直結しています。

例えばあいさつがしっかりできるとほめられたことで気持ちがよくなり、突然勉強ができるようになったという例はたくさんあります。

 お父さん、お母さんは自分の親からどんなことをうるさく言われてきましたか。

それをいくつか思い出し、お父さん、お母さんの言葉に直して、お子さんに伝えてください。

たったそれだけで、お子さんの学校での活躍ぶりは変わります。

 例えば、学校では、廊下の右側を静かに歩きましょう、とうるさく言います。

このかんたんなことができるだけで、よい子だと認定されます。

 私は低学年の子どもたちには「右側を歩きましょう」と言いますが、高学年の子どもたちには、「右側」という言葉は使いません。

「半分あけなさい」と言います。

 低学年の子には「右、左」がわかりやすいのですが、大事なのは、「右か左か」ではなく、他の人のために道を半分空けておくということだと思うからです。

 みなさんが昔、親からうるさく言われてきたことはどんなことですか。

ぜひ教えてください。

それをここに集めるだけで、「よい子」がたくさん増えていくと思います。


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