子供に幸せの種を植える
人生というのは、ほんの小さなことがきっかけで、大きく変わっていきます。
振り返ると、これがなければ違う道を歩んでいた、という出来事がたくさんあります。
それが、また、信じられないような小さな出来事だったりします。
偶然なのか、運命なのか、そこはよくわかりません。
が、ただ偶然をのんびり待っていては、何も起こらないような気がします。
人事を尽くして天命を待つというほど大袈裟ではありませんが、小さな種を持っているのと、持っていないのとでは、幸せへの道の開け方が違うのではないでしょうか。
○ 人と目が合うとまず微笑んでしまう
○ おはようこざいます、こんにちは、という時、自然に笑顔になっている
○ こんにちは、と言う時、必ず一言つけくわえている
○ 話している時に、何度も相手の名前を話の中で呼んでいる
○ 食べる前に必ず手を合わせて、いただきますと言う
○ 食べた後、必ずごちそうさまでしたと言う
○ 食べた後、お箸をきちんと揃えて置く
○ 脱いだ履物をきちんと置く
○ ペンを美しく持って字を書く
○ ぞうきんをきれいに絞って、テーブルを上手に拭く
これは、教室で見つけた子どもの所作です。
一つでも見つけると、その子の見方がより良い方に変わっていきます。
こんな、自分では何でもないと思っていたことを、人にほめられて驚いたことはありませんか。
実は、こんな小さなことが、誰かの心に留まり、それが運命をよい方向に大きく変えて行くことが多いのに気づきました。
どれも、ほんの些細なことですが、自分で意識せずにこういうことができるようになるためには、日頃から癖になるまで繰り返していなければなりません。
10歳くらいまでは、脳が柔らかいので、親が少しがんばれば、すぐに「癖」にさせてしまうことができます。
親が蒔ける幸せの種は、たくさんあります。
塾やお稽古の心配もいいですが、親からの幸せの種まきの方が、簡単で効果がありますよね。
お父さん、お母さんが小さな頃、家でうるさく言われていたことはありませんか。
もしかしたら、そのことが自然に身についていて、意外な場面でほめられたり、認められたりしていませんか。
お子さんにも、そんな幸せの種を蒔いてあげてください。
そこで、お願いがあります。こんな経験を教えてください。
※ こんなしぐさを自然にしている人を見て、その人を見直した。その人の見方が変わった。
※ 自分の意外なしぐさや行動を人に認められてびっくりした。
皆さんに広めたいと思います。お便り、よろしくお願いします。