親の魅力
○ 授業中、姿勢の悪い子が目立ちます。
○ 鉛筆の持ち方が変です。
○ トイレを出る時にトイレのスリッパを次の人のために揃えない子がたくさんいます。
○ 廊下を歩く時、反対側から来る人に道をあけるという気持ちのない子がいます。
これらのことを学校では毎日毎日指導します。
毎日毎日指導するので、しだいにきちんとできてくる子もいます。
でも、なかなか全員ができるというわけにはいきません。
今年は算数を3学級、音楽を2学級担当していますが、4ヶ月の間に、進んで自分の鉛筆の持ち方を治そうとして成功した子は、各クラス2人ほどです。
最初に書いた4つのことは、短時間で身につくことではありません。
でも、自然にできるくらい身についていれば、お子さんにいいことがたくさん起こります。
それに小学生のうちに身に着けておけば、一生の宝物になるでしょう。
もちろん、学校で教えなくても、姿勢よく座り、正しく鉛筆を持ち、トイレのスリッパをきちんとそろえ、すれ違う人に気を配れる子もたくさんいます。
こんなふうにきちんと身についている子は、
○ お父さん、お母さんがきちんとできている。
○ お父さんとお母さんのことが大好き
という子です。
姿勢と鉛筆の持ち方は、1日2回から3回の食事の時に身につきます。
トイレのスリッパはチャンスが1日に何度も訪れます。
すれ違う人へのやさしさは、親子で散歩する時に身につきます。
お子さんは、大好きなお父さん、お母さんのまねをするのです。
夏休みなどは、お子さんは、学校のことを考える時間が少なくなり、その分、目と心は家族に向けられます。
こういう時が、本当のチャンスです。
この4項目、些細なことですが、お子さんの人生を大きく変える大事なことです。
ちょっとだけ、お子さんの立ち居振る舞いを意識してみませんか。