あいさつ4段階

 元気な明るい声であいさつをしよう、というのが、多くの小学校で奨励されている「あいさつ」だと思います。

でも、それができないからと言って、いきなり叱ってはいけません。

お子さんの様子を振り返って、4段階に分けて、上手にできていたら合格点をあげてください。

 まず第一段階は、「にっこり笑える」です。

 上手に「こんにちは」と声に出せなくても、相手の大人のあいさつに対して、にっこりと気持ちのよい笑顔が返せたら、1点あげてください。

 第二段階は、先ほど出た「元気な声であいさつ」です。これができたら、2点です。

 第三段階は、その場に合った声の大きさで、あいさつできることです。

小学生の元気で大きな声は、大抵ほめてもらえますが、場合によっては、場にそぐわず大きすぎることがあります。

その場の雰囲気を読んで、それに合った大きさで「こんにちは」と言えたら、3点です。

 第四段階は、「こんにちは+1」です。

 「こんにちは、今日も暑いですね」

 「こんにちは、おばあちゃんに会うの、とっても楽しみだったよ」

 「こんにちは、○○をお土産に買ってきたよ、すごく美味しいんだ」

 こんなふうに、「こんにちは」の後に一言添えられたら、小学生としては満点以上です。

 点数は、お子さんに言ってやっても、密かにお父さんとお母さんでつけてみても、どちらでも構いません。

お子さんが、やる気になる方を選んでください。

 お父さんとお母さんの点数を、互いに密かにつけてみても面白いかもしれません。

お子さんは、どちらの点数に近いでしょうか。


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