電車でGO
読者の方からのお便り*******
車に乗らなかったときは、基本は子どもと歩いて移動していたのですが、車で移動することが中心の生活になってしまいました。
たまに歩くと、車に乗っていては、自然を見ない、におわない、聞かないで、貴重な機会を逃しているなと感じます。
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昔のように、田舎の子が自然をたくさん知っているかというと、そうでもありません。
車は、田舎の必需品です。
都会のように電車やバスがなく、食料品店も遠いので、車に頼らざるを得ません。
車が生活の必需品であるということは、子どもも車のある生活が当然になっているということです。
今や、日本中の子どもが、自然から遠いところにいるようです。
電車、バスなど公共機関を使う旅行は、マイカーで行ってしまう旅行の何倍も、お子さんがスタッフとして活躍できるチャンスがあります。
また、ドライバーとして、いつも車の前しか見ることのできないお父さん、お母さんも、じっくりとお子さんを見て、話して、触れ合うことができます。
駅から宿まで、お子さんに先頭を歩かせてみましょう。
たった15分の道のりは大冒険になり、お子さんの心に強く刻まれ、自信として培われるかもしれません。
マイカー旅行では味わいにくい15分です。
以前、家族4人で新幹線の自由席でトランプをしていたら、スイスからやってきた男性が同じ席に座りました。
彼は日本語がしゃべれない、
こちらは英語もフランス語もドイツ語もだめ。
というわけで、会話は無茶苦茶でしたが、こちらがみかんを剥いて差し上げると、彼は国から持ってきたチョコレートを分けてくれ、一緒に楽しい1時間を過ごしました。
また、娘や息子の度胸のよさもよくわかりました。
旅行でうまくいった話、書かれたとおりにやったけどうまくいかなかった話など、お便りを楽しみに待っています。