(^o^) 地図を見る力
4年生の宿泊教室では、地図を持って、町の中を歩き、宝探しをしました。
海の街、魚の町ということで、宝探しの名前は「大漁ハイク」。
町の中に隠してある魚の名前の入った看板を見つけ、ポイントを競います。
4人1グループで、地図を片手に2時間歩き回りました。
どのチームも頑張ったのですが、上位のチームと下位のチームでは、3倍近いポイント差でした。
子どもたちの様子を見ていると、地図と現場が上手にリンクしていない場面が多く見られました。
・方位がわからない
・距離感がつかめない
・ひとつ目印を決めてしまうと、それよりも重要な目印の前を通過しても気づかず通り過ぎてしまう
スムーズに進めないのが、このゲームの面白さではあるのですが、地図を活用する力が身についているかどうかという視点で見ると、少し心配になります。
地図の本格的な学習は4年生で始まったばかりなので、仕方のない部分もありますが、5年生になると、日本全国の規模で地図を見る学習も増えてきます。
6年生になると世界にも目を向けます。
4年生で初めて地図に触れた楽しさがあるうちに、できるだけ地図に親しんでおくことは重要です。
家族で出かける時は、地図を携えていってください。
旅の計画や思い出を家族で語る時も、地図を広げて、みんなで囲んで、わいわいやりましょう。
どんな学習でも同じですが、すぐには理解できないことでも、(例えば、新聞や本がいつも身近にあると「読む」ことが自然になるように)、親しんでおくことで後々力を発揮するということは多いと思います。
子供向けの地図が特別必要なわけではありません。
大人が普通に使う地図から、自分の街や観光地の絵地図など、いろいろな形の地図をたくさん見て、楽しむことが大事です。
まず、家にある地図を全部テーブルに出してみましょう。