そうじの時間のめあて
「このクラスの子は、まじめにそうじをしますね」と褒められます。
でも、私は、もうひとつ別のことでも褒められるようになりたいなあと毎年思っています。
それは、「このクラスが担当している場所はきれいですね」と褒められることです。
日本では、どの学校でも、子ども達の掃除の指導は大切な勉強のひとつだと考えています。
そこで、「しゃべらずに掃除をしよう」とか、「掃除の時間になったら、遅れずに始めよう」「時間いっぱいまで掃除を続けよう」などというめあてを決めて、掃除の時間を充実させようと工夫しています。
与えられた仕事にまじめに取り組む、黙って静かに作業をするなど、掃除には、子どもに教えたい色々な要素が含まれています。
だから、具体的な指導は、その学校の子ども達の状況によって、いろいろと工夫をすればよいと思います。
その中で、私は、掃除をすることの最終目標が「担当する場所がいつもきれいになっている」ことであると、子どもに教えたいと思っています。
自分の担当する場所が大好きになる。
これが、いちばん大事なことだと思うからです。
自分の担当する場所が大好きなら、誰かに指図されなくても仕事に楽しく取り組むことができます。
指導する方も、「やらない子をやらせる」ことではなく、「やっている子にさらによい方法教えること」に力を入れることができます。
自分の仕事が好きになることを知った人は、人生を積極的に生きて、夢を実現するのではないかと思います。
学校での掃除は、たった15分の小さな仕事ですが、ぜひ、ここから、大事なことを学んで卒業していってほしいと思います。
読者の方からのお便り***********
掃除をするときに、きれいになった所をみて喜ぶ人の顔を想いながらすると気持ちよく掃除ができますね。
なんか、こうニコニコしながら出来ると言うか…モチベーションが上がり続けますね!
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素敵なアドバイスをありがとうございます。