合言葉をひとつ決めておく
春休みが始まる前、春休みの過ごし方について全校児童の前で話をしました。
春休みの過ごし方の注意事項は、生活習慣から交通安全、不審者対策等、いろいろあるのですが、話は一つだけにしました。
何かをする前に必ず「一度止まって考える」こと。
春休みは、とにかく、この約束をひとつだけ守ってほしいと子どもたちに言いました。
約束を覚えるために、全校児童が全員自分の人差し指を出し「一度止まって考える」と大きな声で言いました。
一年間、無事に過ごしてもらうために、子どもには、いろいろと注意事項を与えたくなります。
「交通事故に気を付けるためには…」「不審者に会わないように…」「危険な場所に近寄らないように…」「危険な遊びをしないように…」等、どれをとっても大事なことです。
たくさんのことを口をすっぱくして言い続けることは、子どもの記憶のどこかに残るので、とても大事ですが、その中でも、一年を通して、一つだけ、合言葉のように何かを決めておくと、さらに効果は高まります。
一つだけに絞ると、他のことを忘れてしまうのではないかという不安もありますが、親は自分で気づかぬうちに口うるさくなっているので、一つだけに絞ったつもりでも、他のことも絶対言っているはずです。
安心してください。
一言で沢山のことが含まれるものを考えたくなりますが、欲張らずに思い切って一つに絞ってみましょう。
春休みの約束は、人差し指を一本出しながら唱えましたが、動作をつけるのも、約束を覚える時には、案外、効果があります。
どんな約束にしたか、また、教えてくださいね。