誕生日がプレゼント
その月に生まれた子に、全員が手紙を書く、という学級があるそうです。
素敵なことだと思いました。
お子さんの誕生日には、どんなことをしていますか。
小さな頃から、毎年、家族に誕生日を祝ってもらってきた子は、自分が生まれてきたことは「いいこと」なんだと、自然に心の奥の方で考えるようになります。
形に残るプレゼントがなくても、はっきり覚えている思い出がなくても、毎年毎年、「おめでとう」と言われた記憶は、本人が気づかないうちに、心の底に温かく広がっているのです。
どんな人も、いろいろな悩み事を抱えて生きていますが、誕生日をずっと祝ってもらってきた人は、けして生きることを投げ出そうとはしないでしょう。
小さな頃、お父さん、お母さんからもらった「誕生日おめでとう」「生まれてきてくれてありがとう」というやさしい声と笑顔は、その子を一生に渡って支える大事なアイテムになります。
祝う形式とかプレゼントなど、どうでもいいです。
「この子が生まれてくれて、本当に幸せだ。この子の誕生日は、私たちへの天からのプレゼントだ」と家族が心から思って、「誕生日おめでとう」と、お子さんに伝えられればそれで充分です。
家族全員の誕生日を祝う家庭に育った子は、自分の育った家庭を一生誇りに思うでしょう。
お互いがお互いを大事に思う家族の中で育った子は、ずっと温かい心を持ち続けます。
お子さんの誕生日は、お父さん、お母さんが「天からのプレゼント」に思いをはせる大事な日です。