大人の機嫌が良ければ
どうすれば良い子が育つのか。
たった一つの方法を選べと言われたら、私は、こう答えたいと思います。
「周りの大人の機嫌が、いつでも良ければ、良い子が育つ」
周りの大人、家なら親、学校なら担任です。
良い子にする方法をいろいろ書いていますが、本当は、これしかないといっていいくらいです。
だから、お父さんも、お母さんも、担任の先生も、いつも機嫌よくしていてください。
といっても、そう簡単にはできないのが人間です。
そこで、どうすれば自分が機嫌よくいられるかを、ぜひ研究してほしいと思います。
子どものこと以外で何か嬉しいことがあった時も、機嫌よく子どもに接することができます。
しかし、いつでも、それを求めていると、子どもを見なくなってしまうことがあります。
子どもに関係したことで、機嫌よくなれたら最高です。
お子さんが大病を乗り越えた経験のあるお父さん、お母さんなら、お子さんが元気に笑っているのを見ただけで機嫌がよくなるでしょう。
子どもの反抗期に苦労したお父さん、お母さんなら、子どもが優しい言葉をかけてくれただけで、機嫌がよくなるでしょう。
こんな子に育ってしまって困ったなあと真剣に考えているお父さん、お母さんなら、他の人がお子さんを褒めてくれた時、すごく良い機嫌になると思います。
先生の場合を考えると、例えば不登校の問題を体験した先生なら、朝、教室に全員が揃っているのを見ただけで、機嫌がよくなります。
こんなふうに、過去の大変だった出来事は、小さなことで感動する能力を自分に身につけさせてくれているのです。
今日は一日、機嫌よく、お子さんと接することができましたか。
どんな時、自分は機嫌がよいと、お感じですか。
みなさんの参考にしたいので、ぜひ、教えてください。