褒められ方を教える
六年生に、褒められ方を教えました。
褒められるこつは、「年齢プラス1」。
自分の年齢よりも、1歳年上の人をイメージして振る舞えば、褒められるということです。
例として、こんな話をします。
*****************************
公園の砂場に置いてあったシャベルやバケツを2歳の子が譲り合っていたら、凄い子だと思われます。
(実際には有り得ない事なので、子どもたちは、その様子を思い浮かべ、笑います。)
二十歳の大人が、同じシャベルとバケツを取り合って喧嘩していたら、笑われます。
これは、ある年齢に達したら、譲り合うということができるようになることを、みんなが知っているからで、その年齢よりも下の子ができたら褒められ、その年齢の子ができたら「普通」と思われ、その年齢より上の人ができなかったら「恥ずかしい」と思われるというわけです。
*****************************
大人は、「その年齢らしさとは何か」がわかりますが、子どもには難しいことです。
ですから、その点は、大人が教えてやるべきことだと言えます。
それを、まず、教えておくだけで、子どもたちの素直さは、格段にアップします。
また、6年生になったら、これができることが標準で、これができたら中学生のレベルだということを教える前に「6年生なのに、こんなこともできないのか」と、いきなり叱ってしまうことは、ないでしょうか。
叱らなければいけない、と思った時には、一度、「6年生なら、これができるべきだ」と教えてあるかどうかを、心の中で確認してみると、よいと思います。