エジソンの発明ノート
保健室の先生は、身体測定のたびに保健の話をしてくださるのですが、今回は心の持ち方が体に大きく影響するという話をしてくれました。
エジソンを題材に話したいということで、私もいっしょに話しの内容を考えました。
エジソンは、「針金のようなものに電気を通せば、それが熱を持ち光るので、電球を作り出せるはずだ」と考えました。
ところが、光らせようとして針金の部分に、どんなものを使えばよいか、というところで壁にぶつかりました。
材質や太さによって、一瞬で焼ききれたり、なかなか熱くならなかったりと、ちょうどよいものがなかなか見つからないのです。
「これなら大丈夫だ」と思ったものが、一瞬で焼き切れてしまった時、実験ノートに何と書くでしょうか。
きっと多くの人が「この実験は失敗だ。もっとよいものを探そう」と書くでしょう。
でも、エジソンは違いました。
「大成功だ。この材料は使えないということがよくわかった。これで、ちょうどよいものが探しやすくなる」と実験ノートに書いたのです。
エジソンは、この「大成功」を何千回も繰り返し、とうとう電球にぴったりのものを見つけました。
もし、エジソンが「失敗」とか「だめだ」というような言葉を実験ノートに書いていたら、彼は発明王にはならなかっただろうと言われています。
プラスの言葉を使う、自分で自分を認め、自分を好きになるというのは本当に大事なことです。
心の持ち方は体にも大きく影響します。