その宿題、面白そうだね
読者の方からのお便り************
息子が、漢字テストで、前日に、私が問題を作って上げて、答えて行った次の日のほうが、いい点取ってきます。
これも、関わり効果かなあ!?偶然かなあ。
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もちろん、関わり効果です。
偶然などではありません。
お母さんが一所懸命やってくれている。
このお母さんの感情に、子ども達が感応するのです。
お母さんがいっしょに勉強してくれた漢字テスト。
よい点をとってきたら、お母さんも喜んでくれる。
その顔を見たら、子どもは自分もうれしくなります。
というよりも、お母さんの感情が、そのまま子どもの感情になっていると言う方が正しいくらいです。
お母さんが(たとえ子どものことと関係なくても)楽しい時は、子どもも理由なく楽しくなります。
逆に、お母さんが不安な時は、子どもも理由なく不安になります。
「宿題は、もうやったの?」
これを怒りの顔や、不満、不安な顔で言うと、宿題は怒りや不満や不安なものの象徴になります。
「宿題は、もうやったの?」
これを楽しそうな顔で言って、「面白そうだね、お母さんにも、ちょっとやらせて」と付け加えることを1週間続ければ、宿題は、子どもにとって、何だか楽しく嬉しいものになっていくでしょう。
とは言うものの、突然、「その宿題、面白そうだね」と言うのは、照れてしまいますか。
自転車の漕ぎ出しは、ペダルが重くスピードも出ず、バランスも不安定なものです。
そんな自転車も、1度スピードに乗れば、軽くペダルを踏むだけで凄いスピードで走ることができるし、追い風や下り坂にくれば、漕がなくても自然に進みます。
思い切って、一歩漕ぎ出してみましょうか。
にっこり笑って「宿題、面白そうだね、お母さんにもやらせて。」
読者の方からのお便り************
1年生の次女にやってみました。宿題、おもしろそうだねぇ、
お父さんもやってみようかな。
→えぇ〜いいけど、面白くないよ! でした。もう少し大きくなったらやってみます(笑)。
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うまくかわされましたね。
でも、何度でも挑戦してみてください。親に関心を持たれることがわかるのは、子どもにとって、とても安心なものですから。
親の関わりが重要なのは、勉強だけではありません。
子どもはすべて、親の関わりで出来上がっているのです。