歯、耳

 お子さんの学校では健康診断は終わりましたか。「治療の勧め」はもらってきましたか。

 日本の学校では、子どもの体中を無料で検査してくれます。

ありがたい制度だなあと、娘や息子を育てている時、思いました。

 悪いところが見つかったら、すぐに病院に行きましょう。

体の不具合は、毎日の脳の働きや心の動きに大きな悪影響をもたらすからです。

 担任はドクターの横で、検査結果を聞いていますが、「歯垢」と「耳垢」のない子は、ご両親に愛されているなあと、いつも感じます。

 「歯垢」と「耳垢」も、子どもが小さな頃は、親がひざに子どもの頭を乗せて、掃除してあげます。

何歳くらいまで、その姿勢で歯や耳の掃除をしてやりましたか。

 歯は幼稚園に入る頃から自分で磨かせるようになります。

しかし、子ども自身では充分に磨けないので、仕上げは親がやります。

この時期に歯磨きをきちんと身につけさせたお父さん、お母さんは、子育ての成功への第1歩を踏み出したと言えます。

 子どもが大きくなるにしたがって、仕上げをしてやるのが面倒になったり、子どもが嫌がったりすることが増えるでしょう。

そこをぐっと乗り越え、きちんと歯磨きを身につけさせたお父さん、お母さんは、本当にお子さんに愛を注いでいるのだと、私は感じます。

 歯垢を歯ブラシで落とすのはもちろん、虫歯予防です。

虫歯になれば本人も痛いので、ブラッシングのいい加減さが、すぐにわかります。

 しかし耳垢の方は痛みがないので、子どもも耳垢が溜まっているのには、気づきにくいでしょう。

ところが耳垢は溜まりすぎると耳の聞こえが悪くなり、授業での聞き取りなどに悪影響をもたらします。

ところが耳垢取りは歯磨きとは違い、子ども自身にやらせることは危険で難しい作業です。

ですから、小学校の高学年になっても自分でよほどうまくやれる子以外は、親が見るほかありません。

 お母さん背より大きくなった息子の頭をひざにのせて耳垢をとる。

子どもに何と言われようと、これは親の幸せな時間です。

 前回はいつ耳掃除をしてやりましたか。


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