お誕生会は盛大に

 私が子どもの頃、お誕生日会が流行っていました。

クラスの友達が順番に、自分の誕生日に自宅に友達を互いに呼んで、誕生会をします。

そのために、親は、「ご馳走」を作らなければなりません。

工場勤めの共稼ぎで、生活に余裕もなかった私の親も、私の誕生日には、友達への御馳走を作ってくれました。

家族の誕生日を祝う宴を開く余裕はない家族でしたが、こうして私の「お誕生日会」を大事にしてくれたことは、私の心に大きな影響を与えていると思います。

 誕生日を祝ってくれるということは、自分がこの世に生を受けたことを祝ってくれるということです。

自分が生まれたことを喜んでくれる人がいるという事実は、生きる糧になり、他人を大事にする心を育ててくれます。

 前回のお子さんの誕生日は、どのように過ごしましたか。

 他の家族の誕生日は、どのように過ごしていますか。

 派手にやるか、どうかは、問題ではありません。

 家族がいつも見るカレンダーに、家族の誕生日が書き込まれている。

 その日には、家族がみんな「誕生日おめでとう」と楽しそうに言う。

 それだけでも十分です。

 もし、その年、余裕があったら、ぜひ、盛大にお誕生日会を開いてください。

お子さんが、何度も思い出したくなるお誕生日会、大人になっても細部まで覚えているようなお誕生日会、…。

 生きていく希望は、生まれてよかったという気持ちを出発点として膨らんでいくのです。

 親が子供にしてやることは、すべて、子どものためになっています。

 親がこどものしてやる一つ一つの行為が、親が子どもにかける一言一言が、積み重なって、子どもの良い心は形成されていきます。


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