生まれてきてよかった
朝の「幸せと感謝」の時間。時々、こんな言葉が出てきます。
「昨日、誕生日だったので、焼肉が食べられてよかったです。」
「お父さんの誕生日だったので、ケーキが食べられて幸せです。」
3年生の子どもにとって、誕生日というのは、ご馳走と共にあるのだ、と思っていました。
ところが先日、今年の幸せと感謝トップ50を書いたところ、第1位に「生まれてきてよかった」とか、「生んでくれてありがとう」と書いた子が、31人中12人もいたのです。
1位にしなかった子も、ほとんどの子が、上位に同様のことを書いていました。
このクラスが、基本的に明るい理由がわかりました。
親に誕生日を祝ってもらうということは、自分の誕生が喜ばれている印です。
子どもは、そんな理屈や意味などを言葉にできるほど理解してはいませんが、体と心では感じています。
家族全員の誕生日を家族全員で祝う習慣のある家庭の子は、互いに大事にされていることを肌で感じながら育つでしょう。
自分の心の器の量を超えるほど愛をもらって育った子は、その、こぼれた分の愛を、他人にも惜しみなく分けていくことができます。
誕生日。高価なプレゼントはいりません。カレンダーに印をつけておいてあげるだけでも、気持ちが伝わる事だってあります。
学校では、まだインフルエンザの嵐が吹き荒れていますが、私の担任するクラスは、元気です。
今、出している3つの宿題のせいかもしれません。
@うがい、A手洗い、B大笑い
今年のクラスは、本当によく笑う子の集まりです。学校でも家でも、同じようです。