晴れたから
朝の会「幸せと感謝」のコーナーは、6年生がやる時には全員に言わせるのが少々大変でしたが、3年生は、次々に全員が言っていきます。
○○君と遊べてうれしかった、朝ごはんがおいしかった、ピアノの先生にほめられた、いろいろなことが毎日子どもの口から飛び出しています。
それを聞いているだけで、こちらも幸せな気持ちになります。
先日A君が「昨日、晴れたからうれしかった」と言いました。
よく聞いてみると、○○君と遊ぶ約束をしていたのに、午前中雨が降っていて、遊べそうもなかった。
ところが、遊ぶ約束の時間になったら、突然雨がやんで遊べることになった、ということでした。
そこで私は、「運がいいと思うことは大事なことだよ」、「人の親切も心にしみるけど、青空を見たり、気持ちいい風に吹かれたりした時に幸せだと思うことも大事なことだよ」と話しました。
人、社会、自然、自分を取り巻くすべてものに、幸せの種が眠っていることを知ると、人は毎日を幸せな気持ちで過ごし、人生を充実させられると思います。
うれしい、とか、ありがとう、と素直にとっさに口に出す子は、まわりの人から好かれます。
14歳までなら、まわりの大人が気をつけるだけで、そういう子どもにすぐになれます。
お子さんが素敵なことを言った時、お父さんとお母さんが「そうだね」と言って、にっこり笑うだけでいいのです。