幸せの報告会
Happy&Thanksという方法を使って成功しているお店があることを知りました。
Happy&Thanks…幸せと感謝です。
その店では、毎朝朝礼で、従業員のみなさんが、24時間以内に感じた「幸せと感謝」の出来事を発表しあっています。
そうすることで、一人ひとりが自分の幸せを確認し、自信を持ち、スタッフの輪が広がり、職場に活気が出てきたそうです。
今のクラスに足りないものがここにあると感じ、さっそくまねをして、朝の会の時間に始めました。
案の定、すぐに言える子と、何日も言えない子がいました。
でも、何日か続けているうちに、友達の発言に倣って、発表できる子が増えてきました。
家での楽しかったできごと、授業でうまくできてうれしかったこと、友達、親はもちろん、出会ったことのない人への感謝などが少しずつ出てきました。
途中から、もう一つ付け加えることにしました。
Respect尊敬です。
今の学級が、なかなかチームとして成立しない理由をずっと考えていましたが、足りなかったのはこれたと、この言葉に行き当たったからです。
チームが成立するためには、チームメイト同士が尊敬しあう気持ちが必要なのではないかというのが、この半年悩んでいたことの答えです。
温かな心の持ち主なら、親切な人に出会った時、自然に感謝の気持ちは生まれるでしょう。
でも、尊敬する気持ちというのは少し別です。
自分が何かを一所懸命やったことがある人だけが、相手の偉大さを尊敬できるのではないかと思い当たりました。
クラスの中には、ひとつのことに一所懸命取り組みやり遂げようとする子、人のためにがんばっている子が何人もいます。
でも、そのよさが、今年はなかなかチームの中に広がりませんでした。
一所懸命やっている子が、一所懸命やっている友達に気づく。
それが尊敬するという気持ちです。
そういうことを味わわせる機会を今年はクラスの中に作ってこなかったのだと反省しました。
家庭でも、お子さんと食事の時にでも、幸せの報告会をやってみませんか。