「ありがとう」を数える
多くの学校で、3学期は「感謝」をテーマに活動を展開していると思います。
私の勤めていた学校でも、感謝を表す行事や活動が、いろいろ行われました。
今年は、「ありがとう」を何回言えたかを記録することにしました。
予定黒板の所に名簿が貼ってあり、自分で回数を書いていきます。
ありがとうの数を数えるのは、自分のためになります。
「ありがとう」は相手に気持ちを送ると同時に、自分に自信を持たせる言葉だからです。
「ありがとう」は「有難う」「有り難い」、すなわち、滅多に起こらないことであり、相手の親切や思いやりが普通ではない特別なことであるという気持ちで感謝しているということを表します。
自分の身に奇跡的に良いことが起きたということです。
一日に十回「ありがとう」と言ったら、一日に十回、自分に奇跡が起きたということであり、自分は一日に十回も奇跡を体験できる特別に天から愛されている存在である、ということになります。
奇跡的に良いことが起こる自分は、よほど幸運な星の元に生まれている、と考えれば、生きていくのも楽しくなり、意欲的に行動できるようになります。
家でも、やってみませんか。
相手のことを考えた心を込めたプレゼントは、気づかぬうちに自分のためになっているのだと思います。