幸せの種類
A 「昨日、僕の好きなハンバーグを母が作ってくれたので、幸せです」
B 「今朝、自分から1年生にあいさつをしたら、にっこり笑ってくれたので幸せです」
毎朝、朝の会でやっている「幸せの全員スピーチ」です。
Aは、小さな子でも言えそうな「幸せ」です。
でも、これは、とても大事なことです。
自分には、おいしいものを作ってくれる家族がいる。
現代の日本に生まれたから、毎日、おいしいご飯が食べられる。
そんなふうに導いてやれば、「自分は、こうした幸運に恵まれている。自分は生まれつき幸運で、ついている人生なんだ」と思えるようになります。
自分が幸運の星の元に生まれていると、14歳までに信じられれば、その後の人生で困難なことに出会っても、すべて「うまくいっている」と思えるので、困難なことも自分にとってチャンスだと思えるのです。
とはいえ、10歳を超えたら、Bのような幸せも、どんどん感じられるような人になってほしいものです。
AとBの違いは、受動か能動かの違いです。Bは、自分が行動したから出会えた出来事です。
「自分が動けば、世界も動く」ということが、14歳までに、心でわかれば、困難なことに出会った時に、自分の不運を嘆いて立ち止まるようなことがなくなり、とにかくやってみよう、という気概に溢れた人生を歩める人になるでしょう。
A 素敵な人が周りにいて幸せだね
B 自分がやったから、幸せが増えたんだね
今日の家庭の食卓でのお子さんの「幸せスピーチ」が、AなのかBなのかを意識して聴き、良い人生に導けるように、一言アドバイスをしてやってください。
読者からの感想**********************
娘には、毎日なにかにつけ「お前は幸せだ!」と言ってあげようと思います。
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人には「生まれつき」のものがたくさんあるように思えますが、その多くは、小さな頃、親に言われた言葉によって身についたもののようです。
自分は幸せだと思える人は、いつでも前進しようという気持ちを持ち続ける人生を送れると思います。
教室から見える富士山が、とてもきれいな季節になりました。
富士山が毎日見られるだけでも、自分は日本人の中で特に幸せな人間なのだと思います。