A君がいないと
A君がインフルエンザで欠席しました。
親友のB君の日記には、「A君がいないと、何だか調子がくるって、やる気が起きない。いつも、当たり前のように一緒にいたけど、大事な友達だと改めてわかった。」と書かれていました。
A君とは、さほど交流がないと思われるCさんの日記には、「A君がいないと、クラスの様子ががらっと違う。クラス全体に元気がない。A君は、このクラスにとって大事な人だと初めてわかった。」と書かれていました。
二人の日記を見て、1年間、この子達と過ごせてよかったなあと思いました。
水の中に入って初めて、自分が空気を吸っているのに気づくように、病気になって初めて昨日まで自分が健康だったことに気づくように、いつも周りに当たり前のようにあるものは、なかなかその存在に気づくことができません。
ですから、もし、お子さんが、こういう類のことに気づいた瞬間を見つけたら、すぐにほめてください。
子どもが気づいた時、ほめることで、ほめた大人本人も、きっと、「当たり前のように身の回りにあって、今まで意識していなかったこと」に気づくのだと思います。