いつでも主役というわけではない
親睦バレーボール大会の試合中にアキレス腱が切れました。
みんなが寄ってきてくれて、病院に行くまで、多くの人にいろいろ世話をしてもらいました。
ほんのひと時ですが、私は、その時、「主役」でした。
赤ちゃんは、いつでも主役です。
泣けば誰かが世話をしにきてくれます。
にっこりと笑っただけで、大勢の人が喜ぶ大スターです。世界は、自分を中心に回っていると、赤ちゃんは思っています。
しかし、実際の世界は、そうではありません。
自分が主役になることもあれば、他の人が主役になって、自分は脇役や裏方に回ることもあります。
どちらかといえば、主役でいられる時間は人生のほんのわずかで、多くの時間、自分は脇役や裏方で力を発揮することになります。
誰もが、自分が主役だった赤ちゃん時代から、主役は持ち回りだと知る境目は、いつでしょう。
小学生を見ていると、早い子は、6歳の節目を超えた時点で、それに気づくようです。
逆に、10歳の節目を越えた時点で、自分はいつでも主役だと思っている子は、駄目な人と、周りの子から思われています。
こんな見方で、お子さんを見ていると、お子さんを褒めたくなる所も、たくさん見えてくると思います。