なんともさみしければラジオ

 子供たちが食事のアンケートに答えていました。「朝食を誰ととりましたか」という問いがありました。

 選択肢は4つです。

1 大人といっしょに食べた。

2 子供だけだったが大人も同じ部屋にいた。

3 子供だけで。大人は他の部屋にいた。

4 子供だけで。大人は家にいなかった。

 残念なことに、2、3、4にも、誰かが手を上げていました。

 食事は家族にとって重要な行事です。

何を食べるかよりも、誰とどんなふうに食べるかが重要だとも言われることがあります。

 いちばんいいのは、毎食家族がそろって会話の花が咲き、楽しく食事をすることです。

そうすることによって、子供たちは語彙を増やし、新しい事項を知り、様々な考え方を身につけていきます。

 いつもいつもドラマみたいにはできないよ、というお家では、テレビやラジオの力を借りる時があってもいいでしょう。

 テレビ、ラジオが食卓にあると、

・家族の会話のきっかけを作る

・家族だけでは話題にならない世界中のことも話題になる

というよい点があります。

 もちろん、見ている分、家族が話したり、家族の話を聞いたりする時間が減るという短所を忘れてはいけません。

 ラジオとテレビを比べると

・ラジオは見る必要がないので、家族の顔や様子を見る時間が減らない

・テレビは言葉では説明できないものを見られる

という利点がそれぞれあります。

 この点を踏まえると、食卓にどちらがふさわしいかといえば、それはラジオです。

 言葉では説明できないというラジオの短所は、家族のおしゃべりで補えばいいので、家族の行事にはふさわしいでしょう。

 ラジオはテレビに比べて、想像力や語彙力を必要とする道具です。

お子さんがテレビではなくラジオを聞くのを習慣にしてしまうと、想像力や語彙力は伸びていくと思います。

 というわけで、食卓は家族の会話の花が咲くのが最高。

なんともさみしい時はラジオをつけてみましょう。


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