一人の時間

 難しいものにも楽しんで挑戦するという気持ちは、どうやって育まれるのでしょうか。

 難しい問題に取り組むのは「一人の仕事」です。

もちろん、今、仕事上で起こる問題、社会の問題は、チームで力を合わせなければ解決できないものばかりです。

でも、そのチームのメンバー一人一人が「難しいものに取り組む強い気持ち」を持っていなければ、チームも力を発揮しません。

結局、一人でやる力が大事になるのです。

 難しいものに挑戦しようという気持ちは、一人の時間の小さな挑戦の積み重ねで育まれていくようです。

 お子さんは一人の時に、どんなことをしていますか。

 行動は、2種類に分かれると私は考えています。

A 与えられたものをする

B 自分で創り出す

 Aばかりの子は、難しい問題を避ける子になりそうです。

 Bの時間の多い子は、問題を楽しめる子になりそうです。

 たとえばAは、

・テレビゲームをする。

・一人で何となくテレビを見る。

・何となく雑誌を見る。

・宿題を「やっつけ仕事」でする

・手伝いなどは、言われたことだけ嫌々する。

 たとえばBは、
・家族や友達とボードゲームをする。

ボードゲームに勝つための研究をする。

テレビゲームのストーリーを自分で考える。

ゲーム機を分解する。

・楽しみにしていたテレビ番組を家族と見て語り合う。

ドラえもんの道具を自分で作る。

・踊ってみたいダンスを完全コピーする。

・夢中で読書をし、読み切る。

・工夫を加えて宿題をする。

・手伝いを任されて責任を持ってする。

 手伝いは、小さな頃は、細かな指示をしながら、大人といっしょにやらせることで力とやる気が身に付きます。

でも、仕事に慣れてきたら、「この場所は1年間任せるので、ずっときれいなままでいられるように工夫してやって」「今日の夕食のメニューは、○○と△△にするので、必要なものを買ってきて」「今日の昼ご飯は全部あなたに任せる」などと、任せる範囲を少しずつ広げると、やる気、創意が育つようです。

 クラスの子どもたちの事を思い浮かべながらAとBの例を考えていたら、Bの方がたくさん思いつきました。


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