大切な手紙だと思って

 昨年に引き続き、稲作体験をした上に、とれたお米をいただいたので、自然教室で飯盒炊爨をしたり、家に持ち帰って家族みんなで味わってもらったりしました。

 家で食べた分については、感想用紙を用意し、いちばん下に「お家の人から」という欄を設けました。

 どの家のお父さん、お母さんも、丁寧に感想を書いてくれました。

〇かおり、歯ごたえ、味、どれも素晴らしく本当に美味しかったです。

〇炊き上がったお米は、ふっくらつやつやで、とても幸せな気持ちでいただきました。

〇いつもは、おかずのことしか言わない息子が、白米だけで、おいしそうに食事をしていました。
 どの感想も、短い言葉の中で、とても素敵な表現をしていらっしゃいます。

〇子どもたちが大事に育てたお米だと思うと、水加減や火加減を失敗しないよう、気合を入れて炊きました。

 お米はもとより、子どものことを大事にしているのが、よくわかる感想です。

〇田植えから稲刈りまで、貴重な体験をさせていただき、本当に感謝しております。

〇指導していただいた方のホームページの「食の安全性へのこだわり」を拝見して、早速、子どもにも伝えました。

 多くの方が、味の感想の前に、米作りを指導してくれた方への感謝の言葉を書いてくれたのは、本当に素晴らしいことで、子どもに良い影響を与えるのは必至です。

 学校に提出するものは、提出前に、きっと、お子さんが読んでいます。

 特別なことを書く必要はありません。

 学校からの簡単なアンケートですが、こういうものを書く機会があったら、いちばん大事な人へ出す大切な手紙だと思って、その一文を書いてみてください。


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