提出物は早く出しましょう

 新しく赴任した学校で、子どもと出会った初日、「この学校に来てよかったなあ」と思いました。

それは、初日に提出してもらう書類を、学年全員の子どもが、1枚も忘れず持ってきてくれたからです。

 「家庭調査書」「緊急連絡カード」など、一人5種類の書類が、一枚のもれもなく、集まりました。

この様子から、この学校に着任したばかりの私は、「この学校の子どもはしっかりしている。」「保護者も学校を理解し協力してくれる。」という印象を持ちました。

 つまらないことのように思われるかもしれませんが、これだけで、「よ〜し、この学校でもがんばろう」と思えるのです。

それは、「子どもも、保護者のみなさんも、自分の教育を正面から受け止めてくれるだろう」と感じるからです。

 お子さんが、学校から、どんな「おたより」を持ってくるのか、毎日欠かさず確かめてください。

折り返し学校に提出すべき書類があったら、1日も早く提出してください。

 4月から5月は、担任も1年で最も忙しい時期です。

ですから、この時期、学級の提出物が期限内にさっと全員分そろうことはとてもありがたいことです。

次から次に提出物がそろっていくと、今年はよいクラスになりそうだなあと思え、やる気も出てきます。

 たった一人の提出忘れのために、書類が机に山積みになっていくこともあります。そういうことが積み重なるうちに、毎回毎回きちんと提出してくれる子のお父さん、お母さんがとてもよい人に見えてきます。

 1年間、子どもたちは「よい子」でいられる日ばかりではありません。

でも、そういう日でも、「この子のお父さん、お母さんはよい人だから」と思うと、その子を安心して長くゆったりした目で見ていることができます。

 お父さん、お母さんのほんの少しの丁寧な対応が、お子さんの印象をよくして、担任の先生の「眠っている能力」(笑)を呼び覚ましす。

 提出物の締め切りを守る。細かいことのようですが、ほんとうの温かさというのは、小さなことの積み重ねで、できあがっているんですね。

読者の方の感想**************

学年全員が、5種類の提出物を全部出したなんて、いい学校ですね!素晴らしいです!

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 初日に、こんないいことがあったので、その後も、この学校のよいところが次々に見えてきました。最初の印象というのは、本当に大事だと思います。


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