学校に電話をする

「自分の孫が、この学校に通っているのだが、校長先生と話がしたい」

 先日、私の職場に、こんな電話がかかってきたそうです。

名前を名乗らない電話でしたので、 電話を受け取った職員は、いたずらか、クレームかと心配になったようです。

 でも、結局、いたずらでもクレームでもありませんでした。

「うちの孫の担任の先生は素晴らしい。 この先生に受け持ってもらってから、孫が進んで勉強するようになった。こんなよい先生がいることを、ぜひ、直接校長先生に伝えたかった」

こんな内容の電話だったようです。

 この家の子は、必ず良い人になります。

それは、家族が、人の良い所を見つける目を持っているからです。

さらに、それを人に伝えたいという熱い気持ちを持っているからです。

そういう家族とともに育った子供は、 幸せな人生を歩み続けます。

なぜなら、 人の良い所を見つける力のある人の元には、 素敵な人がたくさん集まってくるからです。

 今の日本では(そして、おそらく、無人島に一人で暮らしていない限り、どこの国でも)、幸せというのは、人の手を介して自分のところに訪れ、それを素直に受け取れる人の元にだけ、とどまるのです。

 子は、親の人生の鏡です。良い人が、たくさん集まる人になるよう育ててやってください。


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