学校の勉強なんて無駄
市内にプラネタリウムを持つ科学館があり、授業で行ってきました。
6年生の女の子が、「3年生の時に行った時は、つまらないなあと思ったけど、6年生になって、いろいろなことを勉強したら、この施設の良さがよくわかって楽しかった」という感想を持ちました。
世の中には、知らないことが山のようにあります。
しかも、「知っていれば、その楽しさがわかる」というもので溢れています。
大人でも知らないことが多くて、楽しいことをたくさん見過ごしているのですから、子ども達は尚更です。
子ども達は、たくさん勉強すればするほど、たくさんの楽しいことに出会えるのです。
成績がふるわなかった子どもに、「学校の勉強なんて、大人になって世の中に出てから何も役に立たないのだから、気にするな。」とか、「学校の勉強なんて無駄だから、やらなくてもいい。」などと、つい慰めてしまう大人がいますが、これは、子ども達に「君は人生を楽しむな」と言っているのと同じことです。
振るわない成績やテストを持って帰った時には、「学校の勉強なんて無駄だから、やらなくてもいい。」と言うのではなく、「今回は、できなくても仕方がない。でも、やり続ければ、できるようになる。」と助言してください。
読者の方からのお便り******************
大人になってからの方が、実はたくさん勉強してるような気がします。
生活に直接結び付く勉強もあるので、学生の頃より真剣です。
子供の頃の勉強は、大人になってからの勉強にとっても役立ちます。子供の頃に勉強してなければ、今も勉強できないわけだし…
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この先困ることがないように、大人になってからの自分の後悔を伝え、「転ばぬ先の杖を与えたいと思う人は多いと思います。
でも、なかなか子どもは、それを素直に聞いてくれませんね。
思い返せば、自分が子どもの時、大人の言うことを素直に聞いていたかというと、そうでもありませんし。
それでも、大人は口をすっぱくして、子どもに厳しいことを言い続けなければなりません。
読者の方からのお便り****************
以前ご相談させていただいたものですが、高校生の息子が元気になり、楽しそうに学校に行っております。
いかに勉強が必要かを感じたらしく勉強を始めました。
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誰でも躓く時期はあります。
でも、子どもの場合は、親が自分の人生を真面目に生きていさえすれば、必ず自分で立ち直ってくれます。
お子さんが楽しそうに生きるようになってくれて、本当によかったです。