難しい問題
 算数の授業に少し余裕ができたので、30年前の私立中学受験問題を解かせてみました。
 これが、本当に難しい。10問あって、50分以内に8問が解ければ合格なのですが、クラスの中で一番たくさん解けた子でも、やっと3題。
30年前の小学生は、この問題を楽々解いていたのかと思うと、本当にこれまでの日本人はすごかったのだと思います。
 ただ、この問題が解けたかどうかで、子どもの未来が変わるわけではありません。
子どもの未来を変えるのは、この問題に取り組んだ時に、どう感じたか、です。
 「こんなに難しい問題を解くなんて、受験なんてやりたくないなあ」と言うA君。
 「本当にこの問題を30年前の子はすらすら解けたの。だったら、僕も絶対解いてみせる」と言うB君。
 A君もB君も、問題は時間内に解けませんでしたが、A君とB君の未来は、大きく違うものになっていくでしょう。
 さらに「答はすぐに出ないけど、これ、すごく面白い。これができたら、次の問題もやらせてもらえますか。」と言うC君には、何か凄い未来が待っているようで、聞いていた自分の方がわくわくします。
読者の方からのお便り*****
C君のような意欲,育てたいですね。難しいけどおもしろいそんな素敵な体験を積む… むずかしい…
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