宿題を毎日きちんと提出する

 宿題を毎日きちんと提出することは、とても重要です、などと言うと、そんなことは当たり前ではないか、と、おっしゃる方も多いと思います。

 でも、その宿題を、大人のレベルに換算してみてください。

仕事(学校)を終え帰宅して、毎日、残業(宿題)を家に持ち込んでやり遂げ、翌朝提出する。

365日、これをきちんとこなしていく、と考えると、とても大変なことだと思います。

私が、子どもの評価をする時に、宿題をきちんと出しているかを重要なポイントとして考えているのは、宿題をやっている子どもの姿を思い浮かべるたびに、そう思えるからです。

 面倒なことを、こつこつと積み重ねる。

これは、10歳を越えた子には、それまでより、さらに重要になってきます。

4年ごとの節目のことを考えると、年をとればとるほど、「継続は力なり」が現実味を帯びてくるからです。

 今年の5年生は、多くの子が漢字の書き取りに真面目に取り組んでくれています。

 私の要求通りの丁寧な字を書くには、相当な時間がかかると思いますが、そこを頑張ってくる子が非常に多いのです。

 計算ドリルは、その日にやるページを指定せず、1学期の間に同じページを3回以上やってくることを宿題にしていますが、最近、3回をどんな順序、スパンでやればいいかを研究してくる子が出てきました。

この子は、確実に伸びます。

 さらに、予定帳と、家族に聞いてもらう音読を加えて、この4つが、毎日、彼らが背負っている宿題(残業)です。

4月から半年、一部の隙もなく、完璧に、しかも進歩しながら、きちんとやり続けている子が何人もいて、本当にすごいなあと思います。

 ノーベル賞も、一瞬のひらめきにではなく、継続した力に贈られるものです。継続は力なり。言い古された言葉で、若い頃の私は、陳腐な言葉だとさえ思っていました。

でも、子どもたちに4年の節目があることに気づいた時、とても大事なことだと実感できました。

 さて、今夜のお子さんの宿題、ていねいにやってありますか。

確認したら、褒めても叱ってもいいのですが、心の中では「残業、お疲れ様」と言ってくださいね。


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