学習のキーアイテム 予定帳
お子さんは、予定帳を使っていますか。明日の1時間目は国語、2時間目は算数…と書くノートです。
もし使っていたら、何のために使っていますか。
忘れ物をしないため。
もしそれだけなら、とてももったいないと思います。
予定帳は学習に役立つ重要な道具だからです。
私は毎日予定帳をチェックします。そこに書いてあることを読むのが楽しみです。
読んで点数をつけます。
明日の授業の内容が書いてあったら、1点
内容の書かれ方に授業へのやる気が感じられたら、2点
授業の課題が書かれていたら、3点
自分の課題まで書かれていたら、5点
予定帳を読むと、その子がいかに真剣に授業に取り組み、次の授業につなげているかがわかります。
予定帳にこだわる理由がここにあります。
子どもの学習の中心は授業です。
1時間の授業が45分。毎日5〜6時間の授業があるので、合計約4時間。
授業以外の生活の中で、毎日4時間学習に集中し続けられる小学生はほとんどいないはずです。
この大切な授業をしっかりと脳の部屋に納め、次の授業の準備に自然に取り組めるように、毎日の予定帳が力を発揮します。
授業中にいろいろなことを学んだ脳は、それを脳の部屋(箱)にしまいます。
そのままでは部屋のドア(ふた)はさび付くので、その後時々あけてやらなければいけません。
予定帳はそのドアに差し込む鍵です。
今年は予定帳の確認をし始めて約2ヶ月経ちましたが、多くの子が、自分の予定帳に何を書けばいいのかが、わかってきたようです。