家族ぐるみの宿題〜活躍できれば楽しい
授業が終わった瞬間、A君が「あ〜、楽しかった」と言いました。
A君と出会って半年、A君からこんな言葉を聞いたのは初めてです。
教科は国語。「世代によって変わる言葉」の勉強です。
「家の人が以前使っていたけど、自分たちは全然知らない言葉を用意しなさい」という宿題を出しました。
授業では、その言葉を出し合って、みんなが知らなかったり、驚いたりしたら、たくさんポイントをもらえます。
どの子も、家の人に熱心に聞いてきたようです。
おじいさん、おばあさんといっしょに住んでいないので、わざわざ電話で聞いたという子もいます。
おばあさんと仲良しのA君は、とてもポイントの高い言葉を教わってきて、この授業で大活躍をすることができました。
家族に応援してもらったことが実を結びました。
その結果が「あ〜楽しかった」です。
自分が活躍できることは、何でも楽しいものです。
「そのことが楽しいか楽しくないかは自分が活躍できるかどうかである」と言っても過言ではありません。
活躍するためには、準備や練習が必要です。
それが分からない子は、一生楽しいことに出会えないでしょう。今回、A君は、きちんと準備をしてきたので、活躍するチャンスをつかみ、授業を楽しいと感じました。
どんなことでも、ていねいに準備し練習を怠らない子には、必ずチャンスの女神が微笑み、楽しいことでいっぱいの人生を送ることができるでしょう。