弟の宿題

 こんな質問をいただきました。

 「弟の宿題を見させているのですが、いいことでしょうか。」

 答えは、もちろん、よいことです。

 これに勝る勉強法はない、と言ってもいいくらいです。

 理由は3つあります。

 1つ目は、脳に関する本にもよく書かれているように、情報はインプットしただけでは、使えるものとして定着しないからです。

 これまで自分が知ったことを、頭の中で整理して相手に伝えるというアウトプットがなければ、情報を得たことにはならない、すなわち、勉強したことにならないのです。

 それは、たとえ、内容が弟の勉強でも、とても有効なことです。

 ただぼんやりと自分の宿題をやるよりも、よほど力が身につくと私は思います。

 2つ目は、自分が覚えたことを、いろいろな角度から見られるようになり、一度得た知識が、より豊かに自分に定着するからです。

 一度弟に教えて「わからない」と言われた時に、脳はフル回転します。

別の方法はないかと考えるからです。そうすることにより、脳の箱をつなぐ紐を太く複雑にすることができます。

頭がよくなるというのは、知識を増やすだけでなく、それをつなぐ回路を太く強くすることです。

 3つ目は、相手を幸せにする苦労と楽しみを知ることができるからです。

 なかなか、わからなかったり、言うことを聞かない弟に手を焼く場面もあるでしょう。

でも、それを乗り越えて喜びを得る、という「苦労の素晴らしさ」を知ることができます。

そして、何よりも、弟が「わかったよ」と言ってくれた時の喜びを知ることは、これからの人生の糧になるでしょう。

 というわけで、弟、妹の面倒を見ること、中でも勉強を教えることは、とてもよいことです。

どんどんやらせてください。

読者からのお便り**************************************************

 今日の話題。全くそのとおり!!

 これは、私が学生時代、家庭教師をした経験から、人に教えることによってその知識が完璧に自分のものになると気づきました。

 小さい兄弟に教えるのもいいことだし、クラスの友達に教えるのもいいことと思います。

なさけはひとのためならず、です。

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