「のようです」で発表回数アップ

 授業中、発表する子と、なかなかしない子。親としては、発表していてくれると安心ですね。

 発表する子にする特効薬は見つかりませんが、発表するこつは、いくつかあります。

 その中の一つに、「のようです」を使う方法があります。

 「その花の形は、小さな鈴のようです」

 「その動物の鳴き声は、人間の赤ちゃんのようです」

 教室の中では、みんなが同じものを観察し、同じ問題を解こうとしているのですから、発言の内容も、それほど違ったものにはなりません。

 発表しようと思っていたことを先に他の友達に言われてしまうこともよくあります。

 ましてや、日頃、発表するのが苦手な子は、手を挙げようか迷っているうちに、他の子が同じことを言ってしまい、発表するチャンスを失ってしまうことはよくあることです。

 内容は同じことでも、友達が気づかなかったことやものになぞらえれば、違う発言になります。

 一つの花を見て、いろいろなものが頭に浮かべば、それを使って「○○のようにも見えます」と友達の後、余裕で発表できます。

 ただ、これは、一朝一夕にはできません。日頃から、他のものになぞらえる練習をしておく必要があります。

 親子で散歩している途中、雲を見て「あれ、何に見える?早く3つのものに見えたほうが勝ち」なんてゲームを毎日続けてみませんか。

 お子さんは、すぐにお父さんやお母さんに勝てるようになり、勝てるようになったら、授業の発表が増え始めると思います。


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