私はあなたを愛しています。
3年生のテストに、こんな問題がありました。
「風邪で休んだのは、
1年生 11人 2年生 12人
3年生 4人 4年生 15人
5年生 24人 6年生 14人
5年生の半分の欠席人数の学年は、何年生ですか。」
答えはもちろん2年生。
でも、「12人」と答えてしまう子もいます。
この子は、問題を最後まで読んでいないのです。
よく、こういう間違いをイージーミスという言葉で済ましてしまう人がいます。
でも、これは、けして、イージーなミスでは、ありません。
言葉や文を、きちんと最後まで聞いたり読んだりするという習慣や能力の問題です。
子どもたちを見ていると、授業中、せっかく発言しても、語尾があやふやになってしまう子がいます。
お子さんの話し方はいかがですか。
もちろん、日常会話というのは、国語の教科書の文のように、きちんと文になっているものばかりではありません。
しかし、きちんと最後まで話せることは、こういう問題に取り組む時だけでなく、いろいろな場面で生きてくるはずです。
最後まできちんと言えているか、時々意識してお子さんの会話を聞いてください。
私はあなたを愛していま。
日本語は、ここまで言っても、正しく意味は伝わりません。
私はあなたを愛しています。
最後の「す」まで、しっかり言い、それを聞き取り、読み取る力は、これから、学年が上がるにつれて、どんどん重要になっていくはずです。