読書の秋
読書の秋は、子どもに読書をさせましょう。本を読みなさいと言っても、なかなか読まない子もいます。
どうしても読まないようなら、子どもに読ませるのはあきらめて、お父さんとお母さんが読書をしてください。
何年か続ければ、秋には読書をするものだ、という習慣が、子供にも乗り移るはずです。
…ちょっと気が長すぎるでしょうか。
読書の秋に、お父さん、お母さんに読んでほしい本があります。
それは、お子さんの教科書です。
お子さんの教科書、読んだことありますか。
本好きなお父さん、お母さんには、まず、国語の教科書をお勧めします。
昔はあまりよい読み物に出会わなかったのですが、最近、国語の教科書の物語文には、ときどき感動させられるものがあります。
お子さんのことは考えず、純粋に感動してみてください。
5,6年生の社会科の教科書お勧めです。情報量が豊富で、地理、歴史について大人が忘れていることも載っている事が多いです。
あわせて、お子さんが使っている社会科資料集もお勧めします。
算数の教科書の楽しみ方は2つあります。
一つ目は、6年生の最後の問題に挑戦すること。
最近流行っている脳のトレーニングの本をわざわざ買わなくても、脳のトレーニングができます。
最近の教科書は、発展的な内容も多く、最新の話題を使った問題にも出会えます。
算数の教科書の楽しみ方の2つ目は、1年生から順番に読んでいくことです。
日本の算数教育はとてもよく整理されていて、こんなふうに段階を追って頭というのはよくなっていくのか、と感心させられます。
数字の勉強と図形の勉強に分けて、それぞれ学年をおって読んでいくとわかりやすいと思います。
5、6年生の音楽の教科書は古い歌の歌詞の解説などが載っていて、意外に知らなかったこともあったりします。
歌詞を間違えて何十年も歌っていたことに気づいたという人もいます。
その他の教科書も、楽しいことを見つけようと思いながら読むと、なかなかの代物であることがわかってくると思います。
教科書会社は、採択されるように会社の総力をあげて作るので、その気合も伝わってくるような気がします。
子どもの頃、教科書が嫌いだったお父さん、お母さんも、ぜひ、一度、どうぞ。