読みかけ本作戦

 新聞に、読書の効能が載っていました。

読書にはどんな効果があるのでしょうか、という質問に対し回答者が

・習っていない漢字がよめるようになる

・いろいろな言葉を覚える

・知識が増える

・自分で考えられるようになる

・人の気持ちがわかるようになる

という5つをあげていました。

 多分、みなさん、これはわかっていらっしゃるでしょう。

わかったうえで、「どうしてうちの子は読書をしないのか」という悩みを抱えているお父さん、お母さんが多いのではないでしょうか。

 読書好きにするには、二つのことを子供に与えなければなりません。

 一つ目は、大人とのおしゃべり。

 二つ目は昼間外で遊ぶこと。

 さらに「読みかけ本作戦」というのもあります。

 「読みかけの本」をお子さんの目に付くところに置いて下さい。

お父さんの読みかけの本、お母さんの読みかけの本、おじいさん、おばあさんにも協力してもらえれば、家の中に4冊の読みかけの本がさりげなく置かれていることになります。

同じ場所において本がどんどん変わっていく。

あるいは、本はなかなか変わらないけれど、お父さん、お母さんが家の中を移動するたびにその本を持っていく。

このどちらかをしてみましょう。

 お子さんに読書をしている姿を毎日さりげなく見せられれば、お子さんは読書が楽しいものだとすぐに気づきます。

できない場合は、この読みかけの本作戦をやってみましょう。

食いついてきたら、ほんの内容を楽しそうに話してやってください。

 1年間、同じ本ではだめです。しっかり読んで、どんどん新しい本に変えて下さいね。

読者の方(教員)からのお便り*************************************

 今回は,読みかけ本作戦を先日の参観日の懇談資料として利用させていただきました。

「1年間、同じ本ではだめですよ。 しっかり読んで、どんどん新しい本に変えて下さいね。」も受けてました。

 関連の新聞の記事と、親子読書、毎日十分読書とともに話をしましたが、読書週間の参考になればと思いました。

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