一文字をていねいに調べる
国語の授業の最初の5分間は、新しい漢字の練習です。
学期始めに、新しい漢字の担当を全員に割り振っておき、毎日2人ずつ、1日2文字、その漢字の説明をしてから、みんなでその字を4回書いて覚えます。
中には、準備ができず、漢字ドリルの説明を音読するだけの子もいますが、多くの子は、自分の担当の漢字を研究して、ドリルにはない情報を提供してくれます。
その漢字の間違いやすいところ、似ている字、関連のある字、上手な書き方のこつなど、いろいろと工夫して教えてくれます。
中には、指人形を作ってきて、劇のように説明してくれた子もいます。
自分で調べた字は忘れないでしょうし、友達が印象深く説明してくれた字は、テストの時に、その友達の顔といっしょに漢字を思い出すかもしれません。
日本語は、数え切れないほど多くの漢字を覚えなければ使えないという宿命を持っています。
たくさん覚えれば覚えるほど役に立つことは確かですが、あまり欲張らず、ひとつひとつをていねいに覚えていく方が良いのかもしれません。
一文字について深く知ると、他の文字も、それに関連して覚えられるというのも漢字の特性のひとつです。
まずは、親子で、家族の名前の字を徹底的に調べてみるというのは、いかがでしょうか。
読者の方からのお便り*******************
1文字を深く知るを娘と一緒にやってみます
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実際にやってみて初めて気づくことも、たくさんあるかもしれませんね。