文章問題を解く力
読者の方からのお便り**********************
音読は娘も好きなのですが、その割に算数などの文章問題が苦手です。
書かれていたように音読に算数の教科書を取り入れてみようと思います!
読解力が身に付くコツなどありましたら教えて下さい。
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読解力とは何か、を追求すると、いろいろなことを考えなければなりませんが、今回は、教科書の算数の文章題を解くことに限定して考えます。
算数の文章題を解けない原因は、一言で言うと、頭の中で図や絵が描けていない、ということです。
ですので、この場合の読解力というのは、文(言葉)で書かれているものを、図(絵、イメージ)で描けるということになります。(他の種類の多くの文章にも、これは当てはまります。)
高学年の問題を図にするというのは、大変なことのように思うかもしれませんが、図を描くということを習慣にしていれば、高学年になっても簡単にできることの一つになります。
逆に言うと、高学年になって問題が複雑になった時から、突然、図を描こうとしても大変だということです。
今すぐに、算数の文章題は必ず図を描く、ということを始めてください。
「パンが2こあります。あと3こ買ってきました。あわせて幾つですか。」
こんな簡単な問題でも、必ず図や絵を描いてください。
リアルなパンは「絵」です。最初は「絵」で、かまいません。
パンを○で表すことが、図への一歩です。
4年生、5年生になった時に、この問題を数直線でさっと表そうとしていたら、図が描ける子になっているということです。
年齢や、個の進歩具合を見ながら、より抽象的な図が描けるように、傍で見ていてやってください。
簡単な説明でしたが、とても重要なことだと思います。
わからないことがあったら、お気軽にコメントをください。