リコーダー、鍵盤ハーモニカ
3年生の音楽の授業で6週間で、「パフ」という曲のリコーダー合奏を完成させます。
「パフ」は半世紀前のヒット曲ですが、リコーダーで演奏すると楽しい曲です。
リコーダーが得意な子は、メロディに当たるパート1も、ちょっと難しいパート2も、どんどん家で練習してきます。
しかし、リコーダーに慣れていないと難しい部分があり、苦手な子に5時間で吹けるようにしなさいというのは、酷な話です。
そこで、音が3つしか出て来ないパート3というのを急遽作って、苦手な子は、そこから始めました。
パート3は、4時間くらいで、どの子もできるようになったので、合奏に全員が参加できるようになりましたが、苦手な子の練習を見ていると、自分が動かそうと思っている指が動かない、ということがよくわかります。
指と脳の関係は良く知られている所で、指を器用に動かすことによって、脳の機能が上がるのは確かなようです。
低学年や幼稚園で使われる鍵盤ハーモニカ同様、3年生から扱うリコーダーも、息と指のコントロールを、楽しみながら身に着けられる大変優れた道具です。
子どもの能力開発で、これを見逃す手はありません。鍵盤ハーモニカ、リコーダー、どちらでもかまいませんが、お子さんが、この楽器が好きになるように、お父さん、お母さん、ちょっとだけ頑張ってみませんか。
やり方は簡単です。リコーダーをもう1本買って、家で一緒に演奏するだけです。
教科書や学校で配布される歌集の曲で充分ですし、お得意なら、ヒット曲もいいですね。
同じ場所を吹いてもいいですが、別々のパートを演奏して合奏すると、お子さんは、さらに楽器が好きになります。
「ピアニカで奏でる ディズニー作品集」など、簡単にかっこよく二人で演奏できる曲も載っている楽しい楽譜集もあります。
家族で楽しく過ごす中で、自然にお子さんの能力が高くなる。
小学校の音楽の勉強には、こんな秘密も隠れています。