今年の抱負カード

1 毎日ていねいに自分を磨く

2 応援してくれる人を増やす

 この二つが、きちんとできていれば、夢を叶えることができ、夢を叶えられたら、さらにやる気がわき、周りの人を幸せにする人生を歩むことができると思います。

 新学期初日、今年の目標を、それぞれ考えました。

自分の考えた目標を全員が黒板に書きます。

自分の目標を、みんなに知ってもらうことは重要です。

 「テストで100点が取れるようになる」「野球でレギュラーになる」「5cm身長を伸ばす」それぞれが自分に合った目標を考えました。どの子も、その子らしくて、とてもいい目標です。

 次に、いつでも自分で見られるように、小さなカードに、その目標を書きました。

大きな紙に書いて、自分の部屋に貼っておくのもいいですが、筆入れなどに入れて携帯するのもいいと思います。

 次に、そのカードの裏側に、目標を達成するために毎日続けることを書きます。

 「計算ドリルを3ページずつやる」「野球の素振りを毎日200回やる」「牛乳を200ml毎日飲む」目標を持ったら、毎日、丁寧に積み重ねることを決めるのが大事です。

 応援してくれる人を増やすためには、自分も多くの人を応援することが大事です。

そのためには、いつも思いやりの気持ちを持って、生きていってほしいと思います。

 夢が仕事として成立するためには、その仕事に対して、人が喜んでお金を払ってくれなくてはいけません。

人は、自分を幸せにしてくれたものや人にお金を払います。

ですから、自分が夢に見ている仕事は、人を幸せにするものでなくてはなりません。

そういう仕事をするために最も必要なのは、相手を思いやる気持ちです。

 道徳の授業の中には、思いやりを育てるプログラムもあります。

「夢を持つ授業」は、総合的な学習の中で主に行いましたが、道徳の授業でも関連をさせて学習しました。

 学校まで来てくれた「ディズニー魔法の教室」も、思いやりの心が夢を叶えるために大事なものであることを教えてくれた授業です。

 ただ、気を付けなければいけないのは、道徳の授業さえ充実すれば、思いやりは育つのかというと、そうではない、ということです。

いじめや自殺防止のために、道徳の授業を強化すればいいと考えている人もいます。

もちろん、効果のあることですが、それはすべてではなく、方法のほんの一部です。

 人を思いやる気持ちは、生活のすべての場面で、繰り返し繰り返し心に染み込んでいくからこそ育つものです。

朝のあいさつ、授業での聞き方、話し方、休み時間の過ごし方、掃除、食事、廊下や道路の歩き方、短いけれど温かな言葉、そして、とびきりの笑顔。

すべての場面で、思いやりについて考えさせ、身に着けさせることで、その子の夢は叶います。

 人を思いやるということは、自分が我慢することではありません。

ましてや自己犠牲とは全く違うものです。自分も、人も、みんな幸せになる。

思いやりを、そんなふうに考え、自然に人のために体が動き、自然に温かな言葉を発することができるようになった子は、大人になった時、必ず、強く願い続けた自分の夢を叶えると思います。

 静岡の小学校では、ディズニーリゾートをコースに含めた修学旅行が多いと思います。

ここでは、思いやりについて学びます。お願いをして、「ディズニー魔法の教室」を学校で開催してもらったこともありますが、「夢を叶える授業」の一つとして、いくつか授業を考え実施してきました。

フォトサービスごっこの授業も、そのひとつです。

 フォトサービスというのは、ディズニーのキャストが、「写真をお撮りしましょうか」と言ってくれるサービスのことです。

 授業の中では、ゲスト役とキャスト役に分かれて、写真を撮り合います。

それを交代で行い、全員がキャストを疑似体験します。

簡単な遊びですが、子ども達は真剣に取り組んで、多くのことに気づきます。

・思いやりには、やはり、笑顔と優しい言葉が大事。

・笑顔と、笑ってしまう、は、違うことのようだ。

・ずっと笑顔でいられるディズニーのキャストは、思っていたよりもすごい。

・友達なのに、いざ、しっかり声をかけようとすると緊張した。見知らぬ人に声をかけるとなると、もっと緊張するだろう。

・カメラを受け取ったり渡したりするという、ちょっとした動作にも、思いやりは表せる。

というように、どの子もたくさんの発見をし、修学旅行では、もっとよくキャストの行動を観察したい、キャストにこんなことを聞いてみたい、などと意欲を高めます。

 いちばん気づいてほしかったことにも、子ども達は気づいてくれます。

・「ありがとう」と言われた時、本当にうれしかった。

 思いやりのある行動をする、というのは、もちろん相手を幸せにしますが、いちばん幸せになるのは、行動をした自分です。

このことに気づいた子は、一生、やさしい人でいられます。

読者の方からのお便り*******************************

サービスの授業って必須にしても良いくらいですよね。

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 思いやりの心を持つことは、自分の夢を実現することに強力につながっているということを子ども達に知ってほしいと、いつも思います。

 修学旅行で実際にディズニーランドに行くと子どもたちは、さらに多くの事を学びます。

 ディズニーランドのキャストさんと接して子供が見つけたことは、

1 いつも笑顔

2 爪が短い

3 動作が大きい

4 声の大きさを工夫している

5 きれいな言葉遣いなのでまねをしたくなる

6 「楽しんできてね」と必ず最後に言ってくれる

7 大人と子供、どんな人が相手でも、同じ話し方で接してくれる

8 困っていそうな人を自分から見つけて声をかける

9 細かいところに気をつけて説明してくれる

10 大変そうな仕事なのにいつも笑っていられるのは、何か深いわけがある

11 言葉は温かく、態度は冷静

12 忙しそうなのに丁寧に説明してくれた

13 説明してくれた後、わかりましたか、と確認してもらって、うれしかった

14 誇りを持って働いているように見えた

15 通る人の邪魔にならないように掃除をしていた

16 正確に教えてくれる

17 お客さんのことを考えるために、常にお客さんのことを見ている

18 にこにこしているので、つい近くに行きたくなる

19 すみの方まで気をつけて掃除をしている

20 キャストさん同士で協力して仕事をしていた

21 お客さんの方をしっかり向いて話す

22 アトラクションやレストランの列が長くてもぐちゃぐちゃにならないのは、キャストさんの工夫と努力のおかげ

23 キャストさんに聞いたら、仕事は大変ではなく、楽しいと言ったので驚いた

24 お客さんに対してゆっくり話していた

25 輝いていて、かっこいい

26 レジに1列に並んでくださいとキャストさんが言った時、お客さんが全然嫌そうな顔をしていなかった

27 キャストさんにはそれぞれ違う仕事があって、みんなその仕事を、責任を持ってやっている

 多くの子が、「今まで家族で何度も行ったが、キャストさんのことをこうして見たことがなかった」と言っています。

今度家族で行く時に、いつもと少し違った方向からディズニーランドを見てください。

キャストさん、施設、…人を幸せにするというのは、こういうことか、と感動することがたくさん見つかると思います。


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